我が家の困った末っ子の娘ちゃん
我が家には3人の子供(小6~小1)がいます。
上の二人は塾にも通ってなくて、家でも勉強を教えたことはありません。
でも、それなりに勉強は出来ているし、友だちも多く、学校生活でも放課後も楽しそうに過ごしているので、子育てには何にも不安を感じたことはなかったんです。
親の私が言うのもなんなんですが、よくできた子たちだと思っています。
でもでも、小1の末っ子の娘は兄姉とはひと味ちがいました。
親としては兄姉と同等、またはそれ以上によくできた子供だと思っていました。
もちろん根拠はありません。
ただの勘!
でも、その勘は大外れでした。
何をやらせても「う~ん」な感じで、具体的な「う~ん」ポイントはというと、
1 食べ物の好き嫌いが多い
2 人見知りが激しい
3 片付けができない
4 わがままが過ぎる
5 勉強ができない
といったところでしょうか。
まあ、1~4は上の二人が小1の頃には当てはまる部分もあったし、今後の成長に期待できるかなあって思いますけど、5が問題なんです。
単純にひらがなカタカナ、数字を覚えるところまでは大丈夫でした。
「おおきなかぶ」の音読もまあ合格かなあ。
単純な足し算、引き算も何とかクリア。
最初についまづいたのは算数の文章題でした。
これがもうボロボロで。
例えば
という問題の答えが
3-4=1 1ぼん
いやいや、どっちが多いか聞かれてるんだから「どっちが何本多い」って書かないとね。
そのまえに3から4はひけないよね。
あと1のときはぽんね。「ぼん」じゃなくて「ぽん!」
そう伝えて、やり直しをさせた結果、
4-3=1 コスモスが1ぽんおおい
ん~、だいぶよくなったねえ。
でも、白いコスモスとピンクのコスモスのどっちが多いって聞かれてるんだよねえ。答えにそれも書かないとね。
4-3=1 ピンクのコスモスが1ぽんおおい
おーっ!できたできた~!!
じゃあ、残りの問題もその調子でやってみよっか。
娘は嬉しそうに「うん」と言って、残りの問題もやり直しました。
その結果が驚愕でした。
10-4=6 ピンクのコスモスが6ぽんおおい
5―3=2 ピンクのコスモスが2ぽんおおい
う~ん、計算は合ってるんだけどなあ。
こりゃ、問題文をちゃんと読んでないよなあ。
数字だけ拾って答えを書いてるよねえ。
問題文をちゃんと読んでみようか。
「どっちが何匹おおい?」「残りは何頭?」って聞かれてるでしょ。
と伝えると、
ピンクのコスモスが6びきおおい
ピンクのコスモスが2とうおおい
な、なんでこうなる??
もうお手上げだわ。
こいつには読解力がなさすぎる。
読解力のレベルを上げるにはどうしたらいいんだろう?
塾にでも行かせたほうがいいのかしら。
家庭学習で何とかなるものなのか。
そうだ!Google先生に聞いてみよう!
すごい人を発見!
Google先生と対話すること約1時間。
なんかすごい人を発見してしまった。
世界のトップレベルの大学、あのハーバード大学に現役合格。そして首席で卒業!
さらにその後、世界で最も優秀な音楽大学のひとつとされているジュリアード音楽院で学び、これまた首席で卒業!
そんなすっごい女性が日本にいたんです。
彼女の名前は廣津留すみれさん。
廣津留すみれさんの家庭学習
そんなスーパーエリートさんは小学校ではどんな勉強をしてきたんだろう。
えっと、小学校から高校まで公立校だったのかあ。
塾はどこに通ってたんだろ?そもそも帰国子女かな?でないと、ハーバードなんて合格できないよねえ。
え~、何なに...彼女は生まれ育ちも日本の地方都市で、海外留学したこともなければ、塾に通ったことも模試さえ受けたこともない!
ほんとにぃ?信じられない!
しかも、小中高の12年間でかかった学費はたった50万円!!
ってことは、ほとんど家庭学習ってことかあ!?
一体どんな方法でこんな天才を作り上げたんだ?
ゲーム感覚の勉強法
彼女に興味津々になったので、寝る間も惜しんでネットで彼女の情報をあさりまくりました。
ふむふむ、遊びやゲームの感覚でミッションを与えるのね。
で、学年や年齢にとらわれずに、難しいと思ってもやらせてみるのかあ。
難しいことを最初にやったほうが後々は楽ちん、という考えが基本ということかあ。
子どもって興味を持ったことは、難しくてもどんどん自分で調べるようになるけど、子供自身はそれを勉強と感じていないものなんですねえ。
大人がまだ難しいと思ったことでも、遊びの感覚で挑戦させることで子供は楽しみながら学習するもんなんですって。
わーお、すみれちゃん(なれなれしくてすみません)は4歳で英検3級に合格してたんだ!
そんなに幼い時から難しいことをやってたんだねえ。
うちは最初から無理って決めつけてたなあ...いけない、いけない。
読解力を鍛える
リーディング、スピーキング、リスニングっていう3つの技能を駆使する音読ってとっても大事なのだそうです。
「文章の核心部分は何?」ということを把握するためには、文章中にあるキーワードを拾うのね。
これは娘に使えそうだわ。
国語の試験でも、問題文を先に読んでおいて、それに関するキーワードを拾っておけば、文章を全部読まなくても、答えがわかるようになっているのかあ。
漢字の覚え方
難しい漢字もすみれちゃんが1歳のころから教えてたのかあ。
下駄箱に「靴」って漢字を紙に書いて貼ったり、キーホルダーに「鍵」、傘立てには「傘」。
そうすることで、自然と漢字を覚えられるみたい。
さらにひらがなメインの絵本にはひらがなの上から漢字の紙を貼ってたみたい。漢字を書いた紙の上のほうだけテープで貼って、めくると読み方がわかるというシステム。
シンプルでわかりやすい!
すみれちゃんはこうして覚えた漢字をノートに集めたくなって、ポケモンを集めるかのように漢字をノートに捕獲していたんだって。
英語もゲームで
4歳で英検3級に合格したすみれちゃんは2~3歳のときから英語のセンテンスを書いた画用紙を、一枚ずつ階段に置いて、並び替えるとストーリーができるようなゲームをしていたらしい。
どんなのかはよくわからないけど、
「昔々おじいさんとおばあさんが住んでいました。」
「おばあさんが川で洗濯していると、大きな桃が流れてきました」
「桃から元気な男の子が生まれました」
「男の子は桃太郎と名づけられました」
「大きくなった桃太郎は鬼ヶ島で鬼退治をしました」
みたいなことが英語で書かれた紙を並べ替えるゲームでしょうかねえ。
これ、2~3歳の子供にできるかしら?
無理でしょう。絶対無理でしょう。
すみれちゃんは天才だからできたのかもしれないけど、ふつーは無理無理!
はっ!!
いけない、いけない。
さっき、難しいって決めつけちゃダメって学んだばかりなのに。
よし、うちも末っ子の娘にやらせてみよう!
娘にもチャレンジしてもらおう
娘の一番の弱点だと思うのが「読解力」
これを克服するために、問題文の中にあるキーワード探しをやらせてみようかな。
答えを導くためにはこの言葉に注目!みたいな。
まずはさっきの算数の問題でためしてみようっと。
それから漢字!
小1なので、今のところ全く漢字を習っていません。
そんな状況ではあるけれど、さっきの漢字で書いた紙ペタペタ方式で漢字を覚えさせてみようと思います。
さらに英単語!
英単語はおろか、アルファベットも知らない娘ですが、漢字と同じ要領で英単語で書いた紙をペタペタ貼っていこうと思います。
今からチャレンジしようと思うのは上記の3点。
根気よくコツコツやってみて、その成果はまた後日報告させていただきます。
最後に
すみれちゃんはご自身の勉強法をについて本を出されています。
もっと詳しく彼女の勉強法を知りたい方はどうぞ~!
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